ただいま、渋谷BUNKAMURAにて、国貞、国芳展が開催されています。
ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞 | ザ・ミュージアム | Bunkamura
www.bunkamura.co.jp › 16_kuniyoshi
作品点数も内容も、満足いくものでした。
亡くなった父が浮世絵が好きだったので、一緒にボストン美術館を訪ねた頃、私はほとんど関心はありませんでした。
お目当は、現代美術、印象派、シューレアリズム等でした。
ですが最近は、浮世絵や日本画観る度に、素晴らしいと思うようになりました。
音楽も絵も好きなのに、それらの表現方法を持たないことが悔やまれます。
子供の頃、図画工作の時間は大嫌いでした。
美術館へも、全く行きたいとは思いませんでした。
なのに、大人になって、自由に楽しめるようになったら、その関心はどんどんと深まっていくのです。
いいなと思う絵も、どんどん増えていきます。
絵だけでなく、彫刻へも関心が広がります。
私たちの持つ感性とは、どんなもので、私たちにどんな作用をもたらすのでしょう?
「感性とは、美や善などの評価判断に関する印象の内包的な意味を知覚する能力と言える。これは非言語的、無意識的、直感的なものであり、例えば何らかの音楽に違和感を覚えるように人間に作用することもある。」
とか、
感性
かんせい
sensibility
「時間と空間に本質的に制約されている物質的対象からの刺激を,感官を媒介として受入れる精神の認識能力で,これと対置される知的認識能力に素材を提供する。またはこのような作用の総体をもいう。」
とあります。
能力であり、作用の総体?
何であれ、私たちの「生」を豊かに彩ってくれる事にちがいはないのです。
変わっていく好みも、それを楽しめる自分も、そのまま楽しんだら良いと思えるから、歳をとるのも素敵です。