国立新美術館のジャコメッティ展に行きました。
前回、ジャコメッティ展に行ったのは、広島県立美術館だったと思います。
私は、美術館に行くのが好きです。
その空間もアートだと思っています。
東京乃木坂の国立新美術館は、お気に入りの美術館のひとつです。
今回は、ジャコメッティらしい細長いシルエットの彫像が沢山あります。
初期のスプーンに模した女性像もありました。
大戦の時にポケットに入れて持ち出した?小さな小さな作品もありました。
彼の真面目な姿勢は、多くの友人を惹きつけたようです。
初めて観たときは、木彫とは全く違う上に、やたらと縦に細長くて、細かな隆起の表面に、「これが女性?」って思いました。
そんな像が、そのうちにリアルに女性を感じさせる様になってきました。
説明を読んで、その気になった?だけなのかもしれません。
それ以外にも、今回ジャコメッティのスケッチを観ていたら、平面に描かれているのに立体的に浮き上がったように見えてきたんです。
一瞬、よくわからない不思議な感覚で驚きました。
アートの楽しみ方なんて、人それぞれなので、これは私の今回発見した驚きと喜びです。
「過去、誰か1人でも欠けたらこの世界は違ったものになっていたはず」と思うと、
「素晴らしい文化も技術も、この世界の全ての存在が、相互作用で生み出している」様な気がします。
もちろん、ジャコメッティの素晴らしい作品は、彼の弛まぬ努力の賜物なんです。
ジャコメッティ展、オススメです。
http://www.nact.jp/exhibition_special/2017/giacometti2017/
今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。