理不尽な出来事が起こった時、私たちは相手にどんな対応が出来るだろうか?
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相手の行動の後ろにある、どうしようもなさを診ることが出来るだろうか?
自分の痛みの方が、実感があるだけに強く感情を相手に向けると思います。
たまたま観たこの映画に出てくるトニー(ハンナ氏)の態度は、映画の初めから酷く自己中心的でどうしようもなく身勝手でした
対する難民のハラーメ氏は トニーの態度に怒りの言葉を吐いてしまう。
それをトニーは許しません。
立場上、ハラーメはなんとか丸く収めようと必死に自分を抑えなんとかトニーの怒りを交わそうと自身の間違いを認めたり、紳士的な対応を取ろうとするのです。
それでも、トニーは決して許さず、訴訟へと発展します。
とうとうハラーメも我慢しきれずトニーを殴り、それが素で妻が赤ん坊を早産し、子どもに障害が出そうになります。
次第に、2人の裁判を通して、周りの人々がヒートアップしていくのです。2人の裁判は、紛争地域の代理戦争の様子を呈してきます。
裁判を通してだんだんに明らかにされていくそれぞれの事情や在り方。
ハラーメは、トニーの深い過去の哀しみを知り、彼もまた実直に日々を生きる同じ人間である事を理解していきます。
どうしようもない2人の間の怒りの中から、互いへの理解が芽生えてくるのです。
それは、2つの民族間の抗争における希望になるのではないか?って事が 2つの希望ってことかなって思いました。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。