去年は閉山していた富士山ですが、今年は山開きされたので、はじめての登山へレッツトライ!
コロナ禍の中、いつもなら超ラッシュの富士山ですが、今年はコロナのおかげで登山者が少ないので登りやすかったです。
私ははじめてなので違いはわかりませんが、めちゃくちゃお天気に恵まれてパノラマはとても綺麗でした。
遠く房総半島のシルエットや伊豆大島も見えるし駿河湾もクリアに見えました。
まずは、登山にむけて荷物の準備から。
何が要るのかよくわからないので隊長事前zoom説明会に参加しました。でも初心者すぎてなかなかピンと来ませんでした
はじめはついていけなかったら?迷惑かける前にやめておこう!と思っていたけれど、行けるとこまでで良いんだよ!って言って貰えて、とにかく挑戦してみないと何もわからない!と行くことに決定!
行くと決めてから
さぁ、道具を揃えなくちゃ。
10年前にカイラス山のカラコルムに行こうと計画した時に買ったトレッキングシューズはあっさり発見。事前の履いてみても大丈夫だった。
他のゴアテックなどの服が見つからない。
サングラスはネパール産でフレームベタベタ。使えない。
服類もコットンはダメって言われたので結局化繊の物を買うことにした。
パンツ、スパッツ、長袖シャツ、保温機能のあるフリース、セーター、ダウンなども夜明け前の頂上は零下にもなるからホッカイロも要るという。(でもこの辺りは8合目を目標としていたので事前に削除。軽い羽織りものとカッパでカバー予定。
カッパはズボンとジャケットの2部式がと。素材は通気性の良いゴアテックがおすすめと聞いてそれにしました。
ストレッチ性の高いスパッツも買いました。
その上にキュロットや短パンを履くのが山ガール風ですが、流石に長ズボンにしました。
リュックは30リットルサイズ。
ストックも2本準備。
水筒に(これは無理)パックに入れてすぐ飲める様にリュックにセット。
ジップロックに薬や必需品を入れて、ウエットティッシュと帽子と。
そして忘れてはいけないのがですトイレ使用料に使う100円玉です。
トイレは有料、標高が高くなれば水の価格も上がる
山ではトイレは有料です。200円。6合目価格。
お水も上に行くに従って高くなります。
6合目で500mlペットボトルが300円。
8合目ではカップラーメンが一個800円だそうです。
私は新7合目までしか行けなかったので、8合目価格はよくわかりません。
水はおいくらになるのでしょう?
6合目宿は一泊2食で8000円です。
プリンスルートは断熱したけれど、コース変えて翌朝リベンジ。新7合目へ。
ここからの眺めも良かったですが、やはり頂上ではないので影富士も全体像が綺麗には見えません。残念です。
ほら、左にうっすら見えるのが影富士です。
日の入りの時は東に。日の出の前は西に見えました。
これが朝の新7合目からの影富士。
次に、、8合目から撮ったらこんな感じです。
素晴らしい景色です。(アーキー提供)
来年か再来年にはリアルにこの景色を観たいものです。
なんて美しいのでしょう。
日の出前も美しい。おっとこれは日の入り。
行かなきゃリアルにこの美しさを見ることは出来ません。
初日の様子をすっ飛ばしていました。
5合目から自分の足で登り始めます。そこまではバスで、荷物もバスに置ける便利なツアーです。
登り始めから息が上がり、言葉も出ません。
やばい!大丈夫か?私!って感じですが、隊長が初めての私に合わせてゆっくりペースだったので、どうにかペースについていけて6合目に到着。
でもここで、君はここに泊まる様にするからねと宣告されちゃった。
お昼は宝山火口底で食べるのでそこへは一緒に行き、食べた後、、、。
宝山火口底から蟻地獄の異名を持つ登り坂でやはり私はリタイアしました。
踏みしめても踏みしめても落ちてくる!蟻地獄とはこのことか!と思いました。
ふくらはぎが痛みだしました。
荷物もかなり大きく重くて、バランスも崩し易く、ひとり離脱して6合目に向けて火口底へ降る時に転げ落ちて、行き交う人に少し休みなさいっとアドバイスを受けました。
道から外れて下まで転げ落ちるかと思いました。
どうにか火口底に降りたら今度は登り坂です。蟻地獄ほどじゃなくてもゴロゴロと軽石の様な石が。うっかり乗ると足元でバランスを崩します。
転ぶと着いた手が石で怪我をするので庭仕事用のビニール製の軍手が役立ちました。
上まで上がったら今度は畝伝いに6合目に軽く登って行く道です。
そこでさえ、うっかりすると道を外れそうになったりしました。
初心者がガイドなしで歩くには難易度が高めです。
やっと6合目の宿にもどり荷を下ろした時の開放感はどう説明したら良いか?
安堵の「ほーっと!」でした
ガチガチに巻いた腰痛ベルトに両膝のサポーターを外すと既に身体のあちこちが少し痛みます。どれほど普段運動していないか?
隊長はじめ皆さん出発までに5キロランニングに階段登り降り等かなり鍛えた様ですが、私は腹筋50回が休み休みやっと。その後近所の神社の往復260段を3往復でギブアップです。
持病の為整形外科医に登山に行って良いかと相談したら、運動不足解消の為良いことだとは思うけれどリハビリの先生にも訊いて無理しない様にして下さい。とのこと。
止めろ!とは言われなかったのでホッとするも、心拍数や呼吸が自分でも不安でした。
ちょっとのことでふーふー息が上がることもあるので。
こんな山にも植物が!可憐な花が咲いています。
今年は1月に伊豆高原にある大室山にも行った。富士山のお姉さんだそうで、地下水脈は繋がっているのだそうです。
あの箱根も左手に見下ろせる。芦ノ湖を抱えた山波を見下ろしながら、富士山って本当に一番高いんだなぁと感心しました。
ここが6合目のパノラマ写真です。
さて翌日みんなが戻ってくるまでに何をして過ごすかな?と考えながら次々と登ってくる人たちの様子を眺めたり、美しい眺望を楽しんでいました。
本当に老若男女、様々な人達とグループが「こんにちはー」と挨拶しあっています。
普段ならみんな黙々と目的地に向かい、他人と言葉を交わすこともないのに。不思議な光景に思いますが、これが本当の姿なのかもしれません。
今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。