隠岐島、2022年 神在月

はじめて隠岐島に行ってきました。どうしても島前に宿が取れず一泊2日の旅でした。

年配のグループ旅行で、旅行会社が大きなグループ優先で個人を相手にしてくれないので、クラスメートと手分けしてプランを作りました。

お客さんで参加させて頂くつもりが、結局若手2人が一から奔走する事になりました。

行った事があると言ってた人を当てにしてたら、まさかのフェリーに乗り遅れるという事態に!

助手席に座ってる車の持ち主が当然ナビしてくれるんだと思って、後ろで最後の行程を練っていたら、どうもおかしい。

時間を見るともうフェリー出発の時間まで1時間を切っている。

なのに、まだ高速を走って米子へ向かっている。

えっ!えっ!

携帯でその場から七類港までをナビるとほぼ1時間かかると出るのに、既に8:15分。

9時のフェリーにこれじゃ間に合わない!

どうしてこんなことになってるの?

車の持ち主にナビは何時に着くって出てるの?と尋ねても答えが返ってこない。

何と‼️最新式のナビを付けてるのに、使い方がわからないのでナビを入れていないのです。

だから今の状況がどういうことかもわかっていない。

言ってくれないとみんなの時間を無駄にするのに❗️

結局全てを調べて計画を立ててた2人が後ろに乗って最後の詰めを相談してる時に、前の2人はナビなしで走っていたのです。

そう❗️地図を片手に昔走った道をなぞろうとしていたんです。

出発をそれでもと思って30分早めておいたのに、まさかの「乗り遅れる」というスタートでした。

いきなり焦り出してスピードを出す運転手とまだ回り道を指示するナビゲーター。

これはもう無理だと諦めて、次考えましょう。だから、飛ばさないで下さいと。

しかし、離島行きの船が何便も出てる訳なくて、反対周りの島前から回る船で行くしかない事がわかりました。

それ以外は午後の出発で夜島後に着くフェリーだけ。

予定通りなら9時に出て11:30に島後の隠岐島に着く予定が、逆回りのフェリーだと島前3島を回って島後の隠岐島には午後2時に着く。

レンタカーを予約していたけど予定時間に行けないので連絡を入れると笑われてしまった。はじめは24時間の予約が宿が取れないとかいろんな変更から最後は3時間になりました。

キャンセル料などは言われなかったのでホッとした。

1日目は長いフェリーの旅になってしまった。

たまたま自分が朝食を食べてる時間がないから、車に乗って食べれる様にとみんなの分もお弁当作っていました。でも、みんなから要らないと言われて、残ったお弁当を車に置いて行こうか?とも思ったが、残ったら船で処分しようと持って来て正解!

フェリーに食堂はなく、結局無駄にならなかった。

しかし、5:30にピックアップして貰ってみんな揃って6時前にはスタートしたのに、9:30のフェリーがやっと。何時に出れば良かったんだろう?遠回りしなきゃ間に合ってた様な気はするが、あとの祭り。

到着後、もう任せてられない。限られた時間でどうまわるか?こっちが決めないとまた見そびれる!とレンタカーのハンドルを握った。

レンタカーでは前後のグループが入れ替わった。

後ろから、何処を通っても「そこに行こう!」とか「^_^遊歩道が!」とか言うのを振り切って、取り敢えずサクッと観て回らないと暗くなるし、道が崩れて希望の場所3ヶ所は迂回して行かなきゃいけない。諦めて貰って島の真ん中を抜け、西側をザクッと回ったら、ちょうど最後岬で日没を観ることが出来て一同満足。

残念なのは予約していたロウソク島の遊覧が天気は良いのに欠航というメールが3時半に届き、一同ガッカリ!

隠岐得フェリーチケットを利用する為に貰わなくちゃいけないスタンプが欠航になると貰えないので、フェリー到着後、すぐに自然館に入場してスタンプ貰っておいて正解でした。

帰りのフェリーチケットが貰えるのは大きい。

しかし、夕方になると風が強くなり波打つ日本海の海を見て納得!ロウソク島は次回。

スタートを考えるとあの夕陽が観れたので一同満足❗️

翌日も早いのでレンタカーを満タンで返却し、宿へ向かう。

明日のフェリーに乗るまでは安心していれるから夕食も燗を付けて貰って1日の疲れを癒す。

我らは部屋に引き上げて外へ出てみるが、パラパラと雨が降って来たので部屋に戻ってお喋りは深夜まで続いた。

夜半に雹が降ったらしいが爆睡中!

翌朝の目覚ましの音に抵抗しながら起き上がって準備。

スッピンなので支度の早さに「おじさん並み!」と褒めて?頂いた。

港に向かう途中に、「昨日は20キロくらい走ったのかな?」って言うからびっくり。島内とはいえ70キロから走ってるのに?

え?って思うも、切り替えて!切り替えて!

さぁてと、今日は島前まで1時間ちょっと。またもフェリーの旅?

海士町に着いて、1時間程しか時間がないからこことここを観れる範囲で回って欲しいとタクシーの運転手さんにお願いする。

ジオパークが観れる海岸へ向かう途中、古い神社(創建780年ぐらい)を車中から見て、ハート岩の岩石群を観て隠岐神社へと回った。

ハートの洞窟が角度が違ってハートに見えない。

このコースは本来なら2時間コースらしいが端折りながら駆け足でまわってくれた。

後鳥羽上皇の御陵が隠岐神社の横にありました。

後鳥羽上皇は結局生きて都に戻ることはなかったのです。

この隠岐神社の創建は昭和と新しい。後鳥羽上皇の御陵の横にあり、現在島の各神社の管理は全て隠岐神社が束ねているそうですが、御陵へ入った時の空気感の方が重厚だった。

広場にNHK の放送車が来ていた。去年の後鳥羽上皇の800年祭が今年に延期になって、今年は年初からイベントが続いてるそうだ。

丁度、テレビで鎌倉殿と13人をやってて後鳥羽上皇がこれから北条と対峙する様な筋書きだから、タイムリーな場所と言える。

しかも旧暦の神在月ですから、出雲界隈は神様たちで賑やかかもしれない。私たちには見えないけれど。

タクシーの運転手さんはタクシー会社の社長さんだった。次回来る時もここにお願いしようと思えるオススメのタクシーでした。

そのまま港に送って貰い、同じ敷地内にあるカフェで昼食をとり(美味しかった)、お土産を買って内航船に乗って西之島町へ向かう。

フェリー乗り場の売店からサザエなど発送して貰える。

西之島ではレンタカーでまわる予定。若手の相方がドライバーに。レンタカーは3時間借りている。

この島ではジオパークの醍醐味をたっぷりと味わう事が出来た。

地の果てとはこんな感じ?と思わせる様な地平線と断崖絶壁。その上の牧草地で牛や馬がゆったりと放牧されている。

途中牛の親子を見つける。お父さんとお母さんと仔牛がのんびりと草を食む。猪や鹿や猿がこの島にはいないのだそうで、放牧しても心配なし。美味しそうに青い草を食んでいる。

どうりで昨日の隠岐牛のステーキが油っぽくなくて美味しかったのはそのせい?

島の西側をずっと巡ると突き出した断崖絶壁が続き、その都度先に立った場所を次の崖から眺められる様になっていた。ジオパークは日本のあちこちにあるようですがここは世界遺産。

隠岐が陸続きだった頃の植物が工事の後からこの場所だけに生える様になったと言う植物もあった。地中に埋まってた種が発芽した?

地球が誕生して、地殻変動を繰り返し、人類が生まれる以前からの歴史を感じさせて貰う旅でした。

さて、3;45分のフェリーに乗り17:55分に七類に着く。

食事と日帰り入湯の予定が、ゆっくりしてる時間がない。食事はコンビニに任せ、温泉にだけは入って疲れをとって帰ろうと考えていたが、そう簡単に終わらなかった。

港から行くには行きたい温泉がどこも時間に間に合わないとか、休業中とかでまたネット検索。

結局なんとか温泉に滑り込み、ホット一息。

その次、、、

運転してないから悪いと思ったのか?目が悪いのに無理をしてハンドル握った車の持ち主が出口と本線の分岐に激突しそうになった。

深い霧で前方が見えないのに、後ろの車がハイビームで煽るし、よく見えなかったのだろう。冷や汗ものだった。

どうにか家にたどり着いた時は疲れ果てて荷台の荷物を忘れて、翌日取りに行く羽目に。(携帯はすでに充電切れ)

翌日、荷物を取りに行った時、ナビの目的地設定の仕方をわかる範囲で教えてあげた。説明書もないので、わかる範囲でだけど。

歳とると最新のナビも携帯も持っているけど使いこなせない。それは残酷な現実だなぁ、と身につまされた。

今回の反省点は、「行ったことがある。」って言葉で簡単に任してはいけないし、後を任されてもいけないという事でしょうか。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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mu-chan

子育てが終わったと思った頃にはじめたブログですが、そろそろ子どもが子育てをするような年頃になりました。

機械音痴はますます酷くなり、PCやiphoeの機能とネット環境はどんどん進化しているのに私のスキルはほとんど変わっていません。

最近は庭仕事などが増えて、だんだん自然が身近になっている様に思います。

過去に反省点もてんこ盛りですが、だからこそ現在がある!って言える様な日々を目指して、この瞬間を生きたいです。

最近はライフオーガナイザーの認定を頂き、目下自宅の片付けに取り組んでいます。この調子だと数年かかると思いますが少しずつでもすっきりすると気持ちいいです。この経験がまた誰かの役に立つといいなと思います。

旅と旅の出会いが好きで、その出会いに救われたことも沢山ありましたから、また旅が出来るのを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。

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