(味気ないバックでごめんなさい。)
狭いところで天日干ししています。
お友だちが自然染めをされてるのを聞いてずっと教えて!のlove callしていました。
地元ではないので、彼女がこちらに住んでいるお子さんの所に来られる時を待っていました。
桜の木で染めてもピンクに染まるって、不思議ですよね。
チャンス到来!
この季節なので、蓬(よもぎ)で染めてみましょうか。って事で、ワクワクしていました。
蓬染め
でも、実は我が家のまわりにいつもは沢山自生して、草取りに疲れるのに、まだほとんど見かけないので、おかしいな?と想っていましたら、やはり少し早かった様で、小さな蓬しか見当たりません。
遠くの山間まで行って 小さな蓬をやっと袋にいっぱい摘んで、お昼を食べて家に帰りました。
作り方
狭い我が家の台所にステンレスの大鍋を持ち出して、
1、よく洗った蓬をヒタヒタに浸して沸騰させます。
蓬の香りに包まれます!
2、沸騰したら30分程煮詰めます。
3、ボールを3つ用意します。
流しには、もう一つ大きなボールを。(洗い流す為)
4、蓬をステンレスのザルで濾しながら、ボールに煮汁を8、9割方入れます。
5、其々のボールに、鉄(液体)とミョウバン(粉末)を分けて入れます。
何も入ってないのも一つ。
鉄は真っ黒な色になるし、ミョウバンは春の色、薄い黄緑色かな。
その日の温度、蓬の大きさ、そこの水、全部違っているので、二度と同じものは出来ないそうです。
用意したシルクシフォンのスカーフ2枚とシルクのスカーフ1枚を染めます。
6、はじめに生地のノリを落とす為、よく水で洗います。
7、そっと抑える様に水を絞り、其々のボールに浸けます。
1枚は2色染めに(鉄とミョウバン)。
1枚は、ミョウバンのみ。
もう1枚は何も入れない煮汁のみ。
しばらくつけたら引き揚げて、大きい水を入れたボールの中ですすぎます。
水を変えて、色が出ないならそっと水をきって、外で天日干しです。
出来ました!
めちゃくちゃ綺麗な色になっています。
日々の生活の中で、どれほどの楽しみがあるか!豊かさとは、こんな事を言うのだろうなぁと思います。
あらゆる植物の葉や根や木や枝、全て無駄にはならないんです。使い切れる。
存在する「全て」に価値がある!ってこと。
一緒に作る人がいるといいなと思います。
おしゃべりしながらやると楽しいです。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
ちびっこと蓬取りの合間にお茶しに友だちのお店に寄りました。